ありがとう砂金。山梨の「砂金採り」体験施設が、現在20%増量中

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2017/06/07

歴史上の多くの大金持ちや権力者を魅了し、貴重な金属として取引されてきたものといえば、「金」ですよね。非常に高価なのでなかなか手に入れるのは大変ですが、そんな貴重な金を自分で摂る体験ができる「甲斐黄金村湯之奥金山博物館」という施設が山梨県にあるそうです!さっそく、ロマンを求めて体験してきてみました。

ロマンを求め、甲斐黄金村湯之奥金山博物館で砂金採り体験

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日本に限らず、時の権力者が魅了されてきた物の1つに挙げられる金。金の歴史とはどんなものなのか?また、金は何故貴重なのか?

そんな疑問を解決しつつ、そんな貴重な金を手に入れる体験ができる施設が山梨県にある。

そう聞きつけて、山梨県南巨摩群身延町にある、甲斐黄金村湯之奥金山博物館(以下、金山博物館)に行って参りました。

日本で初めて金貨として制度化された貨幣は、甲州金の金貨なのだそう

 金山博物館は、展示室エリアと体験室エリアを有する2階建ての展示・体験施設です。展示室エリアには、主に湯之奥金山遺跡からの出土品(山梨県指定文化財)や、金に関する歴史資料などが展示されている他、黄金にかける人々の夢をテーマにしたショートストーリー映画を見る事ができるシアターコーナーなどがあります。

灰吹きの様子。手に持っている器具は、鞴(ふいご)と呼ばれる送風機

写真は、灰吹きという金の精製方法のモデルです。その方法の概要としては、動物の骨灰や松葉灰などを坩堝(るつぼ)の内側に敷き、その中に紙に包んだ鉛と精製前の金を入れるそうです。そして、加熱源を木炭としつつ、通風路から鞴で空気を送って坩堝を加熱し、鉛と金を溶かすそうです。溶けた合金に対して風を吹きつけると、鉛や不純物は酸化物となって灰に溶け込み、玉となった金が灰の上に残るのだそうです。

これに似た方法は、旧約聖書にも載っているらしく、時代や場所が違っても、こうした方法を考え出す昔人の知恵の凄さを感じました。展示室エリアを見て回るのに要する時間は、概ね30分から1時間。持ち帰りできる資料などもありますので、興味を持たれた方は、頂いてくるのも良いかもしれません。 

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